アドラー心理学で生きにくさを克服し幸福を知る方法

鍵

スポンサーリンク





この記事の所要時間: 59

はじめに

最近、「嫌われる勇気」という心理学の書籍が大きな話題になっています。みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

「嫌われる勇気」とは、アルフレッド・アドラーの心理学をもとに、会話形式で心理学を紹介する書籍です。2016年には、その続編となる「幸せになる勇気」が出版され、さらに注目を集めています。

 

アドラーといえば、フロイトやユングと同じくらい有名ですが、機械的に心理学を定義づける他の心理学とは違い、アドラーの説はとても人間的で親しみやすいもの。他者との関わりに慎重な日本人にとって、アドラーの心理学は大きな気づきを与えてくれます。

しかし、やはり心理学や哲学というと、どこかとっつきにくく、内容を深く理解していない方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな方のために、「アドラー心理学で生きにくさを克服し、幸福を知る方法」を解説します。

アドラー心理学の基本思想

アドラー心理学の大きな特徴は、「人の悩みはすべて対人関係の悩み」と説いている点です。

これには否定的な見解も多く、極端な説ではありますが、実際に人が「生きにくい」と感じる時は、ほとんどが「人間関係」につまづきがある時ではないでしょうか?

そしてアドラーは、悩みから解放され自由をつかむためには「嫌われる勇気を持つこと」と説いています。しかし、一言で「嫌われる勇気を持とう」と言われても、普通の人には抵抗があるかも知れません。

誰もが「できれば誰にも嫌われずに生きたい」と心の底で願っているはずですから。これは、多くの人間が抱く「承認欲求」が根底にあるためです。

承認欲求とは

承認欲求とは「みんなにもっと自分を知ってほしい」、「みんなに凄い人だと思われたい!」こういった欲求のことを言います。

 

承認欲求については マズローの欲求5段階説 にも書いてあります。

モチベーションを上げる思考法!マズローの欲求5段階説

2016.06.26

 

承認欲求とは、もっと噛み砕いた形に言い換えると「誰にも嫌われたくない欲求」とも言えます。

しかし、他者に嫌われないためにと自分を捨て、他者の期待を満たし続けることに縛られたら、自由とはかけ離れた人生を送ることになります。

何よりも、誰一人にも嫌われずに生きるなんて不可能とも言えます。

そこで、そのような「嫌われたくない」という縛りを解くためにアドラーは「課題を分けて考えること」を提案しています。

課題を分けて考える

アドラーは、他者が自分を嫌っているのは、「自分の課題(問題)」ではなく「他者の課題(問題)」と説きます。他者が私を嫌っているのは「他者の課題(問題)」だから、自分がどうにかできることではない、と考えるのです。

確かに、自分が「その人」に好かれようと振舞うことはできますが、好きになるか嫌いになるかは、「その人」次第ですよね。また、好かれようと自分を変えたために、別の「他者」に嫌われることもあります。

こうして、他者から好かれたい、嫌われたくないという、ゆがんだ承認欲求は「自分を苦しめる」要因になることが分かります。

では、嫌われるように振舞えば楽になるのか?と言うとそうではありません。アドラーは、あえて嫌われるのではなく、「嫌われることを恐れずに人生を歩む」という提案をしています。

嫌われることを恐れずに人生を歩むには

「嫌われる勇気」というタイトルが顕著に表していますが、嫌われることを恐れずに、人生を歩むことが幸福に生きるカギとアドラーは説いています。

つまり、自分以外の他者がどう思おうと、自分らしく生きることができれば良いのです。他者からの賞賛を得ずとも、自ら「良い」と思うことを貫くのです。

他者に認められない人生は幸福か

さて、ここで湧いてくる疑問が、「他者に認められない人生、自分の意思を貫く人生」が幸福かどうか?です。

実は、アドラーは「嫌われる勇気を持とう」と説きながらも「人が幸せに生きるためには、共同体の中で協調し、存在価値を感じ続けることに答えがある」と説いています。

一見矛盾しているように感じますね。しかし、矛盾しない理論がちゃんとあるのです。ここからは、共同体の中で存在価値を感じ続け、幸せに生きるためには、人との関わりをどう考え生きるべきか、解説します。

存在価値を感じるには?

アドラーは、幸せに生きる、つまり「存在価値」を感じるには、下記の3つを満たすこと、と説いています。

  • 自分を認め(受容し)
  • 他者を信じ
  • 他者に貢献する

 

つまり、アドラーが言いたいのは「他者から嫌われることを恐れず、自分を愛し、他者を信じて貢献する」ということではないでしょうか。

これらはすべて、自分が主体でできることです。共同体の中で、自身の視点を変えることでクリアすることができます。

こう見ると、アドラーの説が矛盾していないことが分かりますね。(他者貢献についての考え方は、マズローの欲求5段階説の「自己超越」に通じるものがあります。)

まとめ

ここまで、アドラー心理学で生きづらさを克服し、幸福を知る方法を解説して参りましたが、いかがでしたか?

人は、他者のために生きてこそ、幸福を感じることができる。そうすることで更に、自分を愛することができるようになり、生きることを楽しめるようになる。

アドラーは、そう言いたかったのではないでしょうか?また、アドラーはこんな名言を残しています。

「大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」

引用元:『嫌われる勇気  自己啓発の源流「アドラー」の教え』

この言葉は、ありのままの自分を愛し、自分の人生を生きることの大切さを教えてくれます。

もし自分を愛せず、自分の人生に虚しさを覚えた時は、些細なことでも自分のできる範囲で(募金やボランティアなど)、他者のために、行動を起こしてみるのも良いかも知れませんね。

スポンサーリンク





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です