貧血には種類があった?気になるその原因と対処法とは

貧血の女性

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はじめに

貧血は、血中の「赤血球」や「ヘモグロビン」が通常よりも少ない状態のことを言います。

貧血にはいくつか種類があり、原因もそれぞれ異なります。今回は、貧血の種類とその原因、対処法についてご紹介します。

貧血の種類

貧血は主に、次の3つに分類できます。

  • 鉄欠乏性貧血
  • 悪性貧血
  • 再生不良性貧血

1. 鉄欠乏性貧血

貧血全体の7割を占めるとも言われており、貧血と診断された場合のほとんどは、この鉄欠乏性貧血になります。

症状は

  • 全身の疲労感・倦怠感
  • 頭痛
  • 立ちくらみ
  • 顔面蒼白
  • スプーンネイル(匙状爪)
  • 薄毛
  • 白髪

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などがあります。

鉄欠乏性貧血の原因

文字通り、鉄分不足が原因で引き起こされる貧血です。食生活の乱れで鉄分の摂取が不足した場合や、減量のための食事制限などで鉄分が不足すると起こります。

また、外食を長く続けてしまう方も鉄分不足が起こりやすくなります。女性の場合、生理が原因となることもありますし、思春期の成長により鉄分が使われることが原因となる場合もあります。

他にも、ガンや胃潰瘍など病巣からの出血の可能性も考えられますので、すぐに鉄分不足と決めつけずに、医師の診断を仰ぐことが大切です。

鉄欠乏性貧血の対処法

一般的には食事療法が最も効果的です。日頃の食生活を見直して、鉄分を多く含んでいる食材を食べるようにします。食事だけでの摂取が難しい場合は、鉄サプリメントで補うのも良いでしょう。

卵、ひじき、ほうれん草、レバーなどは鉄分が豊富なことでも有名です。自分が食べられる食材の中から、普段のメニューに取り入れてみましょう。また、栄養素が体に行き渡るようにする為には、朝食を抜いたりせずに、1日に3度の食事をしっかり取ることが必要です。

2. 悪性貧血

悪性貧血も栄養素の不足で引き起こされます。症状は、立ちくらみなどは鉄欠乏性貧血と同じですが、特異な症状としては「舌炎」や「胃炎」などがあります。

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特に「胃」が大きく関わっています。そのため、胃の摘出手術などをした方にも見られる貧血です。

悪性貧血の原因

悪性貧血の原因は、主に「葉酸」と「ビタミンB12」の不足です。食生活が原因となることもありますが、胃部を切除した後に症状が出ることもあります。

ビタミンB12は胃内因子と結合して体内に吸収されるので、胃の切除などにより胃酸の分泌量が減ると、ビタミンB12が吸収されにくくなってしまうのです。

ビタミンB12は体内に蓄積されていますが、胃を切除してから約5年が経過すると全て無くなってしまいます。そのため、胃の切除を経験されている場合には、こちらの貧血を疑いましょう。

悪性貧血の対処法

悪性貧血の診断を医療機関で受けることが先決です。診断の結果、悪性貧血であると判明した場合には「葉酸」や「ビタミンB12」の投与を行う事になります。ただし、胃の切除などを経験した方は、ビタミンB12が吸収されにくくなるため、筋肉注射を継続的に行う場合もあります。

また、食生活が原因で「葉酸」などが不足している場合には、食事療法を行います。しかし、葉酸などは食事からの摂取が容易ではないため、サプリメントからの摂取となるケースもあります。

3. 再生不良性貧血

血液の再生が正常に行われなくなり、血球の全てが正常に作られなくなってしまう病気です。特に「好中球」の減少が著しく、細菌からの防御機能が損なわれてしまいます。

また、遺伝的な要因が認められるケースもあります。家族・親族に同様の病気があれば、こちらの貧血を疑う必要があります。

再生不良性貧血の原因

主な原因は「造血幹細胞」にあるとされています。この造血幹細胞が傷つけられてしまうことにより、十分に血球を作ることができなくなるために起こります。

先天的な異常があるケースは1割程度ですが、残りは後天的(一次性、二次性)な異常です。

後天的の場合は原因が特定できることもありますが、薬物などによって引き起こされる二次性の場合には原因の特定が困難となるケースも多々あります。

また、原因が特定されても完治には時間がかかることが多く、他の病気を併発する恐れもあります。

再生不良性貧血の対処法

最も簡単な対処法には、原因となる薬物などを使わないことがあります。

他の原因によりこの病気になった場合でも、早期に治療を開始すれば、7割以上の確率で輸血が必要ない状態にまで回復する事ができます。

一方で、重篤な症状がある場合には、骨髄移植が望まれます。骨髄移植がかなわない場合には、感染症を発症して命を落とすケースもあります。

いずれにしても、骨髄移植などの専門医による適切な処置が必要となります。

まとめ

たかが、貧血と侮ってはいけません。種類によっては、命に関わることも考えられます。ひどい貧血の症状が続くようであれば、一度病院で診察してもらったほうが良いでしょう。

貧血は怖いですが、一部の重篤な症状を除けば、ほとんどは食生活の乱れを正すことで改善することが出来ます。

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