いま若者に急増中の顎関節症!5つのセルフチェックで確認

頬杖をつく女性

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 はじめに

現代人特有のストレスや食生活によって、最近は顎関節症に悩んでいる方が多いと言います。特に若年層においては顕著な増加傾向にあるようで、若者の好む食事が大きな要因なのではないか?という見方も。

具体的にはどういった習慣から顎関節症は引き起こされるのでしょうか。症状や治療方法も含め、詳しく見ていきたいと思います。

顎関節症の症状

顎関節症とは、顎の関節周りが何らかの要因よって、痛みを感じたり機能低下を引き起こしたりする症状全般のことを指します。

主な症状は…

  • 口を大きく開けられない
  • 痛みがある
  • 噛みあわせるとカクカクと不自然な音が鳴る
  • 違和感やしびれを感じる

 

これらと共通していますが、細かく分類すると4つの状態に分けられます。

 

1. 関節円板がずれている

顎の関節部でクッションの役割を果たしている関節円板という繊維組織が、通常の位置よりも前にずれてしまった状態。これが原因で口を開けた際、カクカクという音が鳴ってしまいます。

2. 関節周囲の炎症

1の状態がさらにひどくなったもの。関節の周囲が炎症を起こすことにより、痛みが出たり、口が開かなくなります。

3. 筋肉の炎症

顎関節自体には問題がありませんが、下あごを動かす際に使用する筋肉に炎症が起こっている場合。こちらも炎症による痛みを感じます。

4. 骨の変形

顎関節の骨自体が変形してしまっている状態。このタイプは高齢の方に多く見られます。

 

通常は1番目と2番目の状態が最も多いと言われており、全体の約6割を占めます。

 

軽度の症状であれば軽い痛みや顎の違和感程度しかなく、また特に治療等も行わず自然治癒することもありますが、重度のものになると頭痛や肩こり、食欲不振などの全身症状に至る場合もあります。

ただ症状が軽いからといって、無理をしたり自己判断で放置してしまったりすると、一度治っても再発を繰り返し、慢性化する恐れがあります。

重度の症状が現れると、日常生活にも影響をきたすようになります。違和感を感じた段階でできるだけ早く、医療機関で診察してもらうようにしましょう。

顎関節症の原因

一昔前は単純に噛みあわせの問題によって起こるものと考えられていた顎関節症ですが、最近では複合的な原因によって起こるものという認識に変わってきています。

噛みあわせ以外の主な原因

  • 打撲など外的要因によって、下顎の位置がずれてしまった
  • 精神的なストレスにより、無意識のうちに食いしばりを行い、顎周辺の筋肉へ過度な負担がかかっている
  • 歯軋りや頬杖などの癖、習慣などによって、顎に負担がかかっている
  • 急に大きな口を開ける
  • 硬くて大きな食べ物を噛む

 

突発的な要因以外にも、日頃の何気ない習慣によって顎へ負担をかけている場合もあるため注意が必要です。

 

また最近の若年層に頻発しているということから、そもそも顎周りの筋肉や関節自体が以前の日本人と比べて弱くなり、顎関節症になりやすい体質になっている、ということも考えられています。

これは主に食生活に起因しているようで、若者に好まれる食べ物は全体的にやわらかく(パスタやラーメンなどの麺類や、ハンバーグやナゲット類のミンチ肉等)、噛む力が鍛えられない、普段から咀嚼(そしゃく)に力をかけていない、ということが指摘されています。

顎関節症5つのセルフチェック

顎が痛い、口が開かないといった症状が見られた場合でも下記の3つは顎関節症として扱われません。

  • 顎関節が脱臼した場合
  • 顎関節にリウマチ性関節炎が起こった場合
  • 耳下腺炎や中耳炎などの顎と隣り合う組織の炎症が顎関節に波及した場合

 

その痛みが顎関節症かどうか、簡単な方法でセルフチェックを行ってみましょう。

 

  1. 鏡を見ながら、口を大きくゆっくり開け閉めした時、顎が左右に揺れている
  2. 口を大きく開けた際、左右でどちらかが開けにくい感じがある
  3. 顎を開けたり閉じたりする時にカクッといった音がする
  4. 鏡の前で大きく舌を出した時に少しでもカーブしている(顎関節を支えている筋肉にゆがみがある可能性あり)
  5. 鏡を見た時、左右の瞳のラインと口角のラインが並行ではない

 

このチェックにひとつでも当てはまった場合は、顎関節症の疑いが高いです。

 

ただチェックに当てはまらないからといって、安心するのは厳禁です。

先に書いたように、リウマチ性の関節炎や他組織の炎症がある場合も考えられるため、顎に何かしらの違和感を感じた時点で医療機関を受診することをおすすめします。

顎関節症の治療

顎関節症になった場合、何科の病院にかかればいいのか?一般的には歯科もしくは口腔外科で治療を行うことになります。耳の痛みなどが併発して耳鼻科にかかられる方も多いようですが、顎関節症とわかった時点で歯科への受診を勧められることになります。

歯科医にかかった場合、通常はマウスピースによる治療を行います。マウスピースを夜間睡眠中に使用することで、無意識のうちに行っている歯ぎしりや食いしばりを防ぎ、顎関節や顎周辺筋肉への負担を軽減させます。顎の痛みが強い場合は鎮痛剤を処方してもらえる場合もあります。

 

また一部の歯科医では、痛む部位に赤外線レーザーの照射や、電気刺激で筋肉を自動的に収縮させて血液の流れを改善する治療を行います。

ほとんどはこれらの治療によって症状が改善しますが、治療開始から2週間経過しても改善傾向が見られない場合、担当医から顎関節症の専門医を紹介してもらった方がいいかと思われます。

専門医の下では患者さんの症状について細かく検討し、病状に沿った治療が行われます。治療の大部分は外科的な方法を用いることはありませんが、ごく稀に手術による外科療法が選択される場合もあるようです。

まとめ

顎関節症は一度治っても再発しやすいことで知られています。それは主な原因が食生活や習慣、癖によるものだからです。歯科医にかかり一度は症状が改善したとしても、油断してはいけません。

自分自身が無意識に行っている行動や姿勢、習慣を見直すことができれば、顎関節症の慢性化を防ぎ、症状は改善していくことでしょう。

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