流行している【はしか】年代別の予防接種率は?

予防接種

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はじめに

今、「はしか」が大流行し、テレビのニュースやワイドショーを賑わせています。なぜ、こんなにも流行しているのか?それは感染力の高さからです。

「はしか」は空気感染するので、同じ室内に居ただけで感染してしまう恐れがあります。さらに、 免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症する と言われています。

そこで気になるのが、ご自身の予防接種歴ですよね?昔のこと過ぎてよく覚えていない方もいらっしゃるかと思います。

ここでは流行している「はしか」年代別の予防接種率について解説していきます。

報道の内容

最近、テレビのニュース等で報道された内容です。

「厚生労働省などによると、8月の中旬から9月6日に関西空港の従業員33人、医療関係者2人、利用客3人の少なくとも計38人のはしかの発症が確認された」と言われています。

これは、8月9日に国際線カウンターなどで接客を担当する20代の女性従業員が発症した事から表面化したものです。

同日以降に発症した利用客3人は7月31日関西空港にいたので、厚生労働省はこの時期に関西空港にいた別の人物から感染したとみています。

その後、従業員と接触した医療関係者らが次々に発症。利用客1人については家族や8月に行った千葉市のコンサート会場にいた人への感染も確認されました。

そして8月28日関西空港の対岸にある「りんくうプレミアム・アウトレット」に立ち寄った30代男性も発症しました。

政府は8月9日を「第1波」、次に症状が相次いだ8月21日以降を「第2波」、2次感染者から感染が広がる「第3波」は9月7日ごろ以降とみています。

引用元:2016年9月6日 21時24分 毎日新聞

また、 国立感染症研究所感染症疫学センターからは、以下のような事が報告されており、

今、日本はとても心配な状況に置かれています。

「麻しんに関する緊急情報」                    2016年8月25日

全国各地で麻しんの患者報告が相次いでいます。今年は特にアジアの国々(インドネシア、モンゴル等)に渡航歴のある患者の届出報告が目立ちます。

麻しんが流行している国に渡航する前には、必ず麻しん含有ワクチンの接種歴を確認し、未接種未罹患の場合は、接種後に渡航をご予定くださいますようお願い申し上げます。

引用元:国立感染症研究所

はしかとは?

「はしか」は麻しんウィルスにより赤い発疹をみせる急性伝染性疾患の事です。医学的には麻しん(ましん)と呼ばれますが、一般的には「はしか」と呼ばれることが多いです。

ウィルスへの感染は、空気感染・飛沫感染・接触感染など様々な経路で感染します。 感染力はとても強く、インフルエンザの比ではないと言われています。

感染した場合、カタル期発疹期回復期と3段階の経過をたどります。

カタル期

麻しんウィルスに感染すると、10日前後の潜伏期間の後に、発熱や咳に鼻水などの風邪に似た症状が出ます。(発疹はまだ現れません)

発疹期

その後、熱が一旦下った後に39℃以上の高熱が出ます。同時に発疹が耳の後ろや首から現れ、体全体に広がっていきます。

全身に渡る、痛みや倦怠感、発熱による脱水症状が現れ、高熱も3~4日間続きます。

回復期

熱も下がり、次第に体調も良くなっていきます。色素沈着はしばらく残りますが、発疹もおさまります。

合併症がなければ7~10日間で回復します。

合併症としては「中耳炎」、そして「肺炎」と「脳炎」などが挙げられます。

「肺炎」と「脳炎」は麻しんの二大死因となっているので注意が必要です。

予防接種の重要性

「はしか」は感染力がとても強く、空気感染もするので、手洗い・うがい、マスクをしても予防にはなりません。最も有効な予防方法は麻しんのワクチン接種です。

麻しん含有のワクチンを接種することで、95%以上の人が麻しんウィルスに対する免疫を持つ事ができ、接種後の反応もとても軽症に済ませる事が出来ます。

そして、タイミングとしては、幼児の場合、母親の抗体がほぼ無くなると考えられている、1歳を過ぎてから予防接種をすることが理想的です。

また、麻しん含有ワクチンは鶏の胚細胞から作られているので、卵にアレルギーがある人でも心配はほとんど無いと言われています。

年代別の予防接種率

国立感染症研究所:2016年3月の暫定値で確認すると年代別の予防接種率は以下のようになります。

      • 10代:2回以上の「麻しん」と「麻しん風疹混合ワクチン」接種が50%以上
      • 20代:「麻しん」のみ1回接種が約20%接種したかどうか分からない「不明者」が50%以上
      • 30代:「麻しん」のみ1回接種が約20%接種したかどうか分からない「不明者」が60%以上
      • 40代:「麻しん」のみ1回接種が約20%「未接種」が約10%と「不明者」が70%以上
      • 50代:「麻しん」のみ1回接種が約10%「未接種」が約10%と「不明者」が約70%
      • 60代:「麻しん」のみ1回接種が約 5%「未接種」が約10%と「不明者」が約80%
      • 70代:「麻しん」のみ1回接種が約 5%「未接種」が約30%と「不明者」が約65%

参照元:国立感染症研究所

年齢が高くなるにつれ、接種したかどうか分からない「不明者」の割合が増えています。

予防接種の金額は?

予防接種対象者(1歳児と小学校入学前年度の1年にあたる幼児)は自費で支払う事はありません。しかし、それ以外の方は保険適用外となり自費になります。

予防接種には「麻しんワクチン」と「麻しん風疹混合ワクチン」の2種類があります。料金の相場ですが、「麻しんワクチン」は6000~8000円、「麻しん風疹混合ワクチン」は8000~11000円となっています。

ただ「麻しんワクチン」は現在、入手が難しいこともあり「麻しん風疹混合ワクチン」を接種することが多いようです。

 

いずれにしても、医療機関により金額が違いますので、かかりつけの病院などで相談された方が良いでしょう。

また、接種の理由が妊娠を予定している為などの場合には、地方自治体から補助金が出るところもあります。これも事前に保健所や、区役所などで相談される事をおすすめします。

接種歴が分からない場合はどうするか?

過去に予防接種をした事があるか?分からない時は、病院の抗体検査で調べることが出来ます。

また、その場合の検査費用は保険の適用外になります。金額が医療機関によって違うので、かかりつけの病院で確認をしてからの方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?「はしか」の年代別の予防接種率について解説いたしました。予防接種がどれだけ大切か、お分かり頂けましたでしょうか?

特に、20歳以上の大人がかかると合併症も起こしやすくなり、重症化すると命に関わります。

ご自身が、過去に「はしかにかかった事があるか?」「予防接種をしたか?」分からない時には病院で調べてもらい、必要な場合には予防接種を受けましょう。

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