えっ!?100人に1人の割合?統合失調症は身近な病気です

統合失調症

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この記事の所要時間: 57

はじめに

統合失調症という病名を聞くと、「不治の病」というイメージ を持つ方が多いのではないかと思います。

しかし、実際には適切な治療を受けることで、普段通りの生活が送れるところまで回復できると言えます。

実は、統合失調症になる確率は「約1%」と厚生労働省によって推計されています。

つまり、100人に1人程度はかかる可能性のある、身近な病なのです。 ここでは「統合失調症」について解説していきます。

どういう病気なの?

統合失調症は「妄想」や「幻覚」が伴う精神疾患の一つです。そのため、統合失調症になると、まともに話せなくなるなどの誤解を生んでいます。

しかし、新薬なども開発されており、現在では「初めて統合失調症になった患者の半数程度は回復する」と言われるようになっています。

 

また、日本国内の推定患者数は「79万5千人(2008年)」とされています。

世界の同様の機関からの報告を総合すると、生涯罹患率{(しょうがい りかんりつ)一生の間にその病気になる割合}は「0.3~2.0%」となっています。

そして、統計的には、20代を中心に発症することが多く、比較的男性に多い傾向がみられます。

参照元:厚生労働省HP  統合失調症の患者数

統合失調症の症状

統合失調症の症状は陽性症状と陰性症状の2つに大別されます。

陽性症状

先に述べた「妄想」や「幻覚」が陽性症状に当てはまります。これは目立つ症状という意味からカテゴライズされています。

◎ 妄想

多くの人が自分を狙っていると考えたり、誰かがついてくると考えたりすることなどがあります。

様々な内容がありますが、一般的には「被害妄想」と呼ばれています。また、誰かに操られるなど、行動や思考に関する事柄の中には妄想に近い症状もあります。

◎ 幻覚

実際には存在しない物が感じられることを言います。それが存在しない声であれば、幻聴となります。どちらも統合失調症の症状です。

◎ 思考の障害

論理的な思考ができなくなります。そのため、会話がかみ合わなくなることがあります。突拍子もない行動に出ることなどもあり、意味不明のことを話し続けることもあります。

陽性症状(妄想・幻覚)の特徴

妄想や幻覚の内容は、患者によって様々ですが、その内容には特徴があります。多くの妄想や幻覚は「患者に対して、誰かが悪いことをする」という内容になっています。

つまり、患者が狙われていたり、患者が操られたりするという内容からも分かるように、誰かが何らかの行為を仕かけるという内容が大半を占めています。

そして、主に患者自身が持つコンプレックスや判断基準、興味などが、妄想や幻覚として現れていると言えるでしょう。また、本人は真剣に何かをされると感じていますし、それが事実であると信じ込んでしまいます。

そのため、妄想や幻覚であることを告げても、それを信じることができず、忠告した人を疑うこともあります。これは以下の項目にある「陰性症状」にもつながります。

陰性症状

陰性症状は、陽性症状の反対で目立たない症状と言えます。一般的には、引きこもりや意欲・気力の減退、感情の起伏がなくなる等が含まれます。

◎ 引きこもり

自分だけの中に閉じこもった状態になります。人との関係を断って、話しかけるなどしても会話が成立しなくなります。また、会話を避けるようになります。

◎ 意欲・気力減退

何もする気が起こらなくなり、着替えたり、食事したりする日常生活ですらも、まともに行わなくなることもあります。

◎ 感情の平板化(へいばんか)

感情の起伏がなくなります。喜怒哀楽を表に出すこともなくなり、周囲の出来事に興味がなくなる場合もあります。

陰性症状の特徴

陰性症状の多くは「生活」に関する事柄です。そのため、周囲からは「無視した」「ダラダラしている」「話が通じない」などと誤解されることもあります。

また、陽性症状の妄想や幻覚から、人を疑うようになることもあります。その結果、引きこもることもありますし、意欲を失うケースもあるようです。さらに、会話などがままならなくなることも多くあります。

一部では妄想や幻覚を真実と思い込むことや、思考の障害によって周囲との会話がかみ合わなくなる場合もあります。

そして、陰性症状の中に含まれる「思考の低下」によっても、言葉が出ないという症状に見舞われることがあります。いずれにしても、会話がかみ合わないことも、統合失調症の症状と言えます。

最も厄介な症状とは?

統合失調症の症状で、最も厄介な症状は「病識の障害」です。病識は「病気の認識」で、統合失調症の症状には「自分が病気だと理解できなくなる」ことがあるのです。

正常な状態では、何か聞こえたような気がしても、誰も何も言っていなければ「気のせい」と思えます。しかし、統合失調症の症状で「病識の障害」が出ると、幻聴が聞こえても「気のせい」と考えることができません。

なぜかというと、思考の低下により、考える力が失われているからです。そのため、幻聴だと認識できなくなります。また、症状が重い時には、思考に関係なく、状況が認識できなくなります。

その結果、妄想や幻覚が病気のせいだと説明されても、それを受け入れられないのです。

治療法について

一般的には「薬物療法」と「リハビリ・精神療法」を同時に行います。時には、専門性の高い病院に入院させて治療を行う場合もあります。

いずれにしても、専門医の治療を受けることで、近年は回復するケースも増えています。もしも、身近な人に上記のような症状があれば、専門医に相談することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?「統合失調症」について解説して参りました。

近年は効果的な治療薬も開発されているので、統合失調症も回復しやすくなっています。

また、早期治療が回復には効果的ですので、統合失調症の症状が少しでもあれば、早期に専門医に相談、もしくは受診することが良いでしょう。

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